公爵夫人は逃げる~夫と生きる世界が違い過ぎて~――。 世の中には数え切れないほどの「政略結婚もの」や「夫婦すれ違い作品」がありますが、この作品は、その中でも特に“愛が冷えていく音”の描写が恐ろしいほど繊細な作品だと思っています。
ここでは、一人のファンとして、時に胸を締め付けられ、時に「エドリック、そこは気づきなさいよ!」と突っ込みたくなりながら、この物語の痛みと希望を全力で語っていきます。もしよろしければ、この凍えるように静かな夫婦の物語についても、少しだけお付き合いいただければ嬉しいです。

ネタバレを含む内容です。作品をこれから楽しみたい方はお気をつけくださいね。
【👥 登場人物】
「めでたし、めでたし」のその先に待っていた、あまりにも残酷でリアルな「結婚生活の現実」と、そこからの自立を描いた切なすぎるロマンスです。
- エドリック・ライアン・ペルトン:帝国で最も傲慢で孤高な男、ペルトン公爵家の当主
- エイダ・ペルトン:エドリックの母
- ウィルソン:ペルトン公爵家執事
- メリー・エンウッド:エドリックの妻、侯爵夫人
- ジャスミン・エンウッド:メリーの母
- オズ:メリーの専属メイド
- ロザリン・アデル:アデル侯爵令嬢、エドリックの元婚約者
- フランシス・アデル:アデル侯爵家の跡取り(のち、フランシス・ハーバード)
- ルイサ・バーンズ:孤児院院長
- ジェイド:メリーの息子
- アネット・フェリチェ:メリーの同級生
- クララ・マルティナ:帝国一の歌手
生きる世界が違いすぎる彼との間に横たわる、底冷えのするような深い溝。夫の心変わりと冷徹な態度に、ただ守られるだけのお人形ではなく、自分の足で立ち上がろうと決意するメリーの姿から、一瞬たりとも目が離せなくなります。なにより、フランシスとの関係が切なかったわ‥。
【🔗 1話〜最新話の感想記事一覧】
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終わってしまいました‥最後のあのフランシスが描いた”絵”‥メリーとエドリック、そしてお子ちゃまたちの笑顔がとっても幸せそうでした。
➡️結末を知りたいかたはこちら
【🔮 結末予想】最終回はどうなる?衝撃のラストを徹底考察
最終的に、メリーは“逃げる”ことで初めて、本当の意味で生き直すのではないかと感じています。タイトルにある「逃げる」という言葉、最初は敗北のようにも聞こえるのですが、物語を読むほどに、これは“自分を守るための勇気”なのだと思えてくるのですよね。
エドリックは、おそらく最後の最後で、自分が失ったものの大きさに気づく気がします。けれど彼は、愛し方を間違えたまま大人になってしまった人なのでしょうね。仕事も名誉も完璧なのに、一番近くにいた妻の孤独だけは見えていなかった。その姿がなんとも皮肉で、磨き上げられた銀食器の横に、ぽつんと冷え切ったスープが置かれているような寂しさを感じるのです。
つまり私は、メリーには最後、自分の人生の主役に戻ってほしいのです。誰かの顔色を窺いながら生きるのではなく、朝の光が差し込む窓辺で、温かな紅茶をゆっくり飲める毎日を取り戻してほしい。そんな穏やかな幸せを、彼女自身の手で掴んでほしいと、心から願っています。

ちなみに、『公爵夫人は逃げる~夫と生きる世界が違い過ぎて~』の漫画は、小説がベースになっており、漫画も完結ししています。当サイトでも最終話を公開しています‥結末に触れてみました。
結末を‥!見たい方だけクリック▼
エドリックがメリーに冷たく接していたのは、彼が帝国で最も孤高で傲慢な男だから……だけではなかったのです。実は彼なりに、自分の過酷で血生臭い世界から、ガラス細工のように純粋なメリーを守ろうと、不器用すぎる「隔離」をしていたのですよね。
でも、言葉が足りなすぎるのにも程がありますよね!「言ってくれなきゃ分からないわよ!」と、我が家の鈍感な夫を見ている時のように突っ込みたくなってしまいます(笑)。
心が限界を迎えたメリーは、ついに彼の元を去る(逃げる)決意を固めます。自分の世界が完全に崩壊し、初めてメリーを失う本当の恐怖を知ったエドリックは、それまでの冷徹な仮面をかなぐり捨てて、必死に彼女を追いかけます。
この時の彼の狼狽ぶりときたら、今までの傲慢さはどこへやら、まるで迷子になった子供のよう。「今更遅いわよ!」とちょっと意地悪にニヤリとしつつも、彼の必死さに胸が熱くなってしまうのです。
結末に向けて、二人の関係は心地よいほどに大逆転します。
- エドリックの猛省:メリーの意思を何よりも尊重し、彼女の傷ついた心に寄り添うために、プライドをすべて捨てて尽くし始めます。
- 本当の夫婦へ:メリーも彼の真摯な変化と、不器用な愛の真実に触れ、凍りついた心がじんわりと溶けていきます。
最終的には、これまでの冷たさが嘘のように、エドリックがメリーをこれでもかと甘やかす「溺愛公爵」へと大変身!お互いに対等な目線で向き合える、本当の意味で幸せな夫婦の姿を見せてくれるのですよ。しかも、お子ちゃまも生まれて、エドリックがあたふたしながら育児している姿にほのぼのします。
【🌐 原作漫画・海外配信情報】
- 原作名:당신과 나는 사는 세계가 다르다
- 原作作者:Tora(作画)・Misecho(脚色)・Seo Morin(原作)
- Naver Series・KakaoPage
日本での公式配信はLINEマンガですが、実は韓国の「NAVER と kakao」という公式サイトで、数話先のストーリーがフルカラーで先行公開されています。ですが、NAVERでは「毎日+」の収納庫に入っているため、会員登録しただけでは先読みできません。英語、日本語、フランス語、ドイツ語、中国語 の6か国で配信されています。最速を調べた結果、原作の韓国に続き、英語、日本語と続きます。
原作の韓国語と英語は、すでに完結。
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